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台本はこんな感じで決めてみたよ。再演難しい問題。

再演ってさー。難しくないですか?
と、質問から入ってみる。

どーもー。最近、太ってきた松岡です。
某劇団のSさんから、「最近、ふっくらしてきました?」って聞かれましたw
そう、そうなのですよ!
体重が3キロ増加しており(ガーン!)、Sさんの観察眼には驚かされるばかりです。

さて、今日は「演目」についてです。

■劇団初!再演に挑む

紅茶組も気が付いたら、とうとう20杯目公演。
何にも考えてなさすぎて、人に言われて気が付いた20杯目公演。
だから、再演も「20杯目を記念して!」ってわけじゃないのですよ。

公演の演目は、基本的に劇団員が台本を持ち寄って、投票によって決めます。
もちろん、参加メンバーの人数などによって、選ばれる作品は変わりますが。

そんで持ち込まれたのが、「過去のみずほ演劇祭で上演された台本」であり、ここ最近の紅茶組の雰囲気とはちょっと違った作品でした。

どうやら、劇団立ち上げ当初は、身体表現に重きをおいたお芝居だったみたいです。
はえ~!知りませんでした!(えー)
今のメンバーは、口語寄りのお芝居をしている人たちなので、この「身体表現」のお芝居に興味があったようで。「やりたーい」ということで、再演が決まりました。

■っていうか、再演って難しいよね問題

再演って言っても、台本を直さずに上演はできません。
今回の作品は、今から17年前の2001年に起こった9.11を扱っています※2018年現在

今作品は、2003年の上演であり、当時と今では9.11に対する人々の意識も変わってるし、役者たちの認識だって変わってきてます。

matuoka「9.11ってどう思った?」

マッキー「保育園児だったので、覚えてない」

matuoka(マジかよ!私は高校生だったぜ)

nakamura「会社でニュース見てたよ」

えっっ……!!

と、このように、世代によって当時の事件を知ってるかって、ほんとに様々なわけでして。

ってことで、9.11に対する認識を共有して、作品への思いを深めていったわけです。
で、物語の舞台を、上演当時の9.11が起こった直後ではなく、2017年秋にして、当時幼児だった主人公が9.11を知って自分の心を見つめなおす、という話になりました。

と、まあ、すごく真面目な内容になってしまいましたが(笑)
こんな感じで再演となりました。
このほかにも、作者の喜多淳さんに許可をもらって、改稿したり・・・。といろいろありましたので、そちらについてもアップできたらなーと思ってます。

(松岡)