恣意的に言葉を振るうと、役のペルソナを被れない。
作為的に言葉を扱うから、僕の内側から仮面が姿を現すんだ。
「清流の国ぎふ」文化祭2024演劇の祭典・まちかど演劇祭参加公演
演劇集団紅茶組×岐阜工業高等専門学校「紅茶高専メランジェ」
公演タイトル「家族ごっこ」
第13杯インタビュー:くろ/役者
インタビュイー:役者担当/くろ(以下:く)
インタビュアー:広報担当/松依花奈(以下:松)
友情出演:音響担当/ロスト
松「よろしくお願いします!自己紹介お願います。」
く「えっと、○○○(ピー!!!)」
松(出た!高専生のお家芸!!!)
く「17歳です。」
松「ちょ笑 えwww自己紹介で年齢ははじめてのパターン!」
く「何を言えば、、、」
松「パンフレットに記載されている名前でお願いします。」
く「くろです。」(年齢公開がツボって名前の由来を聞き忘れた松依。)
松「演劇に興味を持ち、携わることになったきっかけを教えて下さい。」
く「部活動を決める時、本当はテニス部に入ろうと思っていたんですよ。中学の時からやっていたので。
でも、高専はテニスコートの数が少ないんです。硬式と軟式合わせて3面しかなくて。
やだなって思って。(松「笑笑笑」)
テニス部の選択肢がなくなって、じゃあ何やろうかなって思った時に、ふらっと入ったのが演劇部でした。」
松「そうなんだ。最初から興味があった訳じゃなかったんだね。
どうして役者になったのでしょうか。」
く「オーディションで選ばれたんですよ。」
松「他に部署は経験した事はありますか?」
ロ「音響!」
く「音響、、、」
ロ「舞監!」
く「あ、舞監も、、、」
ロ「演出もやったじゃん!」
く「演出ですね、、、」
松(コントかな?)
松「結構重要ポジションばかりですね。」
く(照れ(*ノωノ))
松「今回はどんな役を演じるのでしょうか。」
く「え、どんな役、、、どこまで言っても大丈夫なんだろう。」
松「役柄の性格、とかまでなら大丈夫だよ。」
く「え、何だろう。言語化が難しい。」
---こうして彼は約1分半唸っていた。
松「えっと笑 わたしの中では、くろくんが演じる役の性格は子供っぽいところがあって、反抗する気持ちはあるんだけど、意外と独占欲が強いみたいな感じなんだけど。
でも、それって演者によって変わってくるところだから、くろくん自身の解釈が聞きたかったんだ。」
く「うー、、、(唸り声)僕、言葉にするの苦手なんですよ。ボキャブラリーが足りなくて。」
松「体現していく派なんだ。芸術肌だね。
芸術家というものは、言葉で伝えることが出来ないフラストレーションの爆発だってわたしは思っているから、くろくんの演技でどう爆発するのか、俄然興味出ました。
じゃあ、大変だと感じる部分はありますか?」
く「僕が演じる役は一応大人なんですけど、子どもっぽさがまだまだ残っていて。
たくさんの感情がころころ変わるんだけど、(役の中の)彼自身はバレない様に振る舞う部分もあって。
バレたらだめだけど、伝えないといけない。そこが難しいです。」
松「それは難しいね!頑張って伝えて欲しいです。でも、バレない様にね笑」