問いかけることはできるけれど、答えることはできないから。
観客の心に残るものは、「私たちの答えが必要となるもの」ではいけないんですよ。
「清流の国ぎふ」文化祭2024演劇の祭典・まちかど演劇祭参加公演
演劇集団紅茶組×岐阜工業高等専門学校「紅茶高専メランジェ」
公演タイトル「家族ごっこ」
第12杯インタビュー:松岡美紀(まつおかみき)/脚本
インタビュイー/松岡美紀(以下:美)
インタビュアー/松依花奈(以下:松)
松「自己紹介お願いします。」
美「松岡美紀です。」
松(文字起こしの時「松」被りしちゃう笑)
松「演劇に興味を持ち、携わることになったきっかけは何でしょう?」
美「高一の時演劇部に入って、そこから出たり入ったりしてますね。
興味を持ったきっかけ、と言われると、中学から高校に進学する時、近所の子に「高校には演劇部ってものがあるらしいよ」って教えてもらって、「へえ、面白そう!」って思ったんですよ。」
松「あ、じゃあその子につられてって感じですか?」
美「そうではないですね。
面白そう!って思って入部したのが先。
その後、その子が、「演劇部があるからこの高校を選んだ。」って高校入試の面接の時に言ってたらしいことを聞いたんです。
そんな情熱的な理由って強いなって、心動かされましたね。」
松「最終的に演劇部に入部した動機って何でしょう。」
美「中学までは運動部(ソフトボール部)だったので、高校は文科系をやりたかったんです。
もともと本を読んだり、表現したりすることが好きで。だからですね。国語も好きだったし。得意ではないんですけど。」
松「え笑 もうそこは得意って言っちゃってもいいじゃないですか!(美/松「笑笑笑」)」
美「だって点数は取れないもん笑」
松「ちなみに、先ほど出たり入ったりって仰ってましたけど、色々な劇団を渡り歩いてきたんでしょうか。」
美「登録制の劇団があるんですよ。一年に一回の更新で、その年の公演に出るひとは出てね!みたいなシステムなんです。」
松「え、そんな家賃の更新みたいなシステムあるんですね。(美/松「笑笑笑」)
今までどんな部署に携わってきたのでしょうか。」
美「全部です。」
松「え!そうなんですね!凄い!!!」
美「高校の時に携わって以来、という部署も含めてです。現在は音響も照明も出来ません!
色々やってきて、最終的に何やりたいのかって感じなんですけど、役者はやりたくないですね。」
松「えー!表現したいと仰っていたのでてっきり!」
美「役者で表現したい訳じゃないので。本番前の緊張感も。集中力も続かないですし。」
松「じゃあ、今は一番何で表現したいんですか?」
美「脚本ですね。
今までは林さんという元紅茶組の劇団員が書く脚本が好きだったので、あまり自分の脚本は出さなかったんですけどね。」
松「美紀さんは紅茶組歴何年なんですか。」
美「15、6年前?え、こわ。」(美/松「笑笑笑」)
松「台本を書くに当たって、こだわった部分を教えて下さい。」
美「気楽に見られる内容がいいかなって。あとはテーマですかね。
テーマは特に、出力の度合が難しかったです。あんまり出し過ぎると説教臭くなっちゃいそうですし。
家族の定義って人それぞれですしね。」
松「メンバーによっても捉え方が違いますよね、きっと。
あの台本がどう解釈されて、どう仕上がるのか。本番が楽しみです!」